2023年9月23日土曜日

2023-09-23少子化について思うこと

 ◯そもそも少子化の何が問題なのか?

男女二人のペアで子供が生まれるので、平均で二人生まれれば人口の増減なし、一人以下三人以上で増減がある。二人未満の何が問題なのか?

個人的には、死にゆく自分の未来を生まれてくる子に託すという生物の本能的なところから一人もいないのは困る。経済的な実情を考慮しなければ一人以上何人いようが気持ち的には違いはない。

国や地域としては、年齢別人口の分布が逆三角形になれば少ない若年層が多い高齢者層の社会保障を支える事になり一見大変そうに見える。ただこの件は子供を増やすことだけが解決策ではなく、若年層の収入を増やすことでも解決できるはず。

逆に子供が増え過ぎたら問題にならないのだろうか?あるいは最適な人口、人口分布とか国別に出すことが出来るだろうか?

例えばフランスの人口は0.68億人、551 km²、日本は1.3億人、378 km²と単純比較は出来ないが人口密度で見れば日本のほうがかなり多いようで、日本の人口はまだまだ減ってもおかしくないように見える。

だから、子供の数が減ることが問題ではなく、今の子育ての環境が酷すぎること・それを改善することを「少子化対策」と呼んでるのだと思う。



◯子育て環境の酷い現状

・自分の子作りの場合

狭い公団住宅で新婚生活を始め、20代はお互い自分の仕事に専念して、30を過ぎる頃から将来子供がいない生活はありえないと思い始める。

子供が生まれたら妻は子育てに専念すべく離職。子育ての知識がない中で、一人公団住宅で子育てするのはどう考えても負荷があり過ぎるので、妻の実家が100km先とまだ近くだったので、小さい時は生活を移してもらって、私が週末に会いに行く形とした。

保育園・幼稚園に入る頃に戻ってきて3人の生活になったけれど、子供を預けるにも母親が働いてなければ預からない、みたいな理不尽な条件で、家庭のストレスは溜まりっぱなし。

こんな状況で、もう一人子供作ろうという話にはならないでしょ。



◯少子化の原因と対策

・政策の副作用

昔というか数十年前は、一家庭たくさん子供がいたのだ。それがなぜ今の状況になったのか。それは女性の社会進出への政策があったと思う。国はGDPを増やすために女性を外で働かせようとしたのだ。これまで子育てしていた女性が外で仕事するようになったのだから、子育ての時間もなくなる。この副作用が今問題なのだ。子育てのために一旦職場を離れてもしっかり復帰できる仕組みは必要だ。


・子育ての教育・知識

学校で子育ての方法を教えるべきと思う。核家族化が進んで昔は当たり前と思われていたやり方が分からない人が多いと思う、私を含めて。どんな苦労があって、どんな喜びがあるか、それが生活環境の違いでどう変わるのかを。


・狭い家

子供を産み育てる20代30代で、子供2・3人と暮らせる住まいって、今現在それほど多くあるのかな?なければ子供作れないじゃないの実際。例えば子供3人の5人家族を若い人たちが営むことのできる環境づくりが必要だと思う。


0 件のコメント:

コメントを投稿