毎朝、通勤に駅まで自転車を走らせていると、
だいたい同じ場所で、老夫婦が散歩しているところに遭遇する。
8時前ぐらいだろうか。
お爺さんは、電信柱に寄りかかりながら一歩一歩足を前に出すことに努力されている。
お婆さんは、その後ろで直ぐに手を差し伸べられるように付き添っている。
お二人とも笑顔だ。
早朝に起きて、朝食を摂り、出かける準備をして、帰ったらお昼寝だろうか。
自分が出来る能力の範囲で、少しだけでも可能性を広げようとする姿勢に感銘する。
というか、他の生物は知らないけれど、
人間ってやっぱり、生きていくには未来へ投機していかなければ生きていけない生物なんだと思う。