2016年2月29日月曜日

2016-02-29シャープの「後出しジャンケン」

シャープの「後出しジャンケン」は、誰に有利で誰に不利だったのか?

シャープは鴻海との契約成立とクロスして偶発債務をねじ込めると思ったのか?
もしそうなら、「アホもいいところの恥さらし」だ。

しかし、そうでないとしたら誰かがリークさせたのか?

1.鴻海だとしたら、
いくらでも有利な条件を言っておいて、なびいて戻れなくなったところで責める作戦。
偶発債務なんて買収劇ではよくある事で、鴻海だってある程度想定していただろう。
シャープ側から契約前迄に産業革新機構と同じ情報が鴻海に示されていたなら、
今回の偶発債務を、シャープ側が契約前に開示していなかったとしても罪はないはず。
それを鴻海の息のかかったシャープ内部員からリークさせて、逆ネジかました形。

ただ、シャープを倒産させずに買収額を下げたところで、
買った後に立ち直らせるために必要な額は同じだろうから、
鴻海は、年度末をリミットに負債者との関係を整理して、
倒産時(負債を白紙にした時)の価格から少し上の価格を提示するんだろう。


2.産業革新機構だとしたら、
負債額が、シャープがあらわに開示してる以上に、外資が買収したらこんなにあるんだよと、
本当に教えてあげて、買収をあきらめさせる。(そんなこと知らんわけないやろ^_^;)
年度末を迎えて倒産しても、その後で国内でなんとかすれば、技術流出は防げる。


ここまで考えると、素人の私でも1.と思うけど、
もしかして最初に書いた「アホもいい所の恥さらし」だったのかもしれない(-ω-)

2016年2月6日土曜日

お山の楽しさ

トレイルランニング、山登り、ハイキング、
自分が楽しんでいるのは、こんな言葉で表現される領域。

お山へ行って、自然を楽しみながら、
これって何を楽しんでるんだろうって常々思う。

極端なケース、全く一人で道具もなしに道なき未踏の山へ入っていくことをイメージすると、
それは恐いだけで楽しめないなと思う。


先人の切り口に共感したので紹介です:-)

朝の空気の「爽やかさ」での例えが面白い。
(「我々」と「己」とを使い分けてます:-)

”朝の爽やかさ” は ”お山の楽しさ”に置き換えられると思う:-)


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「風土」(和辻哲郎著)第1章 風土の基礎理論 の一節

我々がある朝「爽やかな気分」において己を見いだす。

これは空気の温度と湿度とのある特定の状態が外から影響して内に爽やかな心的状態を引き起したとして説明せられている現象であるが、しかし具体的経験においては事情は全く異なっている。

そこにあるのは心的状態ではなくして空気の爽やかさである。

が、空気の温度や湿度として認識せられている現象は、この爽やかさそのものと何の似寄りも持たない。

爽やかさは「あり方」であって「もの」でもなければ「物の性質」でもない。
それは空気というものに属してはいるが、空気自身でもなく空気の性質でもない。

だから我々は空気というものによって一定のあり方を背負わされるのではない。

空気が「爽やかさ」のあり方を持つことは取りも直さず我々自身が爽やかであることなのである。すなわち我々が空気において我々自身を見出しているのである。

しかしまた空気の爽やかさは心的状態の爽やかさではない。

それを最もよく示すものは朝の爽やかな気分が直接に我々の間の挨拶として表現せられるという事実である。

我々は空気の爽やかさにおいて我々自身を了解している。

爽やかなのは己の心的状態ではなくして空気なのである。
だからこそ我々は、他人の心的状態に目を向けるというごとき手続きを経ることなく、
直接に互いの間において「いいお天気で」「いい陽気になりました」などと挨拶する。

我々はともに朝の空気の中へ出て、ともに一定の存在の仕方を背負うのである。

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「背負う」って比喩は、まいいか:-)



2012.01.25記

2016年2月1日月曜日

2016-02-01おつりの渡し方

コンビニとかスーパーとかで、毎日レジで精算しておつりをもらう。
固っ苦しいこと言うと、人と人のコミュニケーションはここだけなので、
かなり貴重な瞬間なのだ。

「・・・カードはお持ちですか?」とか、「・・・のお返しです。」とか
ロボットでも出来そうな定形文句はどこも同じだけれど、
おつりの渡し方は、各コンビニでも違うし、個人差も大きいと思う。

分類するつもりはないけれど、ばっちい物に触れたくない的に、
チャリンと手のひらに落とすバイトガールに遭遇すると悲しくなる。

ローソンは最低。イオンやセブンは教育されている。

ここが日本の「お・も・て・な・し」だと、気づいてくれよ。