2023年10月2日月曜日

いわゆる「あおり運転」について・先行車のマナー

 少し前から「あおり運転」が危険行為として話題になっているけれども、程度によってはすべてがそうではないんじゃないかと思っている。

◯警察の「あおり運転」の定義の範囲

車運転での「あおる」とは、後ろから前の車に、抜かせろ・早く行けと言った意志を伝える行為として、パッシング、クラクション、車間詰め、右ウインカー点灯だと思うけれど、昨今の事故もあって、報道や警察の「あおり運転」の定義は追い越してから急ブレーキを踏む等の行為まで広げられている。

警察庁のサイト「危険!「あおり運転」はやめましょう」では、10種類の類型が示されている。

これらの行為を違反とするのは概ねOKなんだけれど、すべてを「あおり」してる行為というのは、言葉の意味を広げすぎてるように思う。


◯後ろからのいわゆるあおり運転について

この中で、「車間距離不保持」(車間詰め)「減光等義務違反」(パッシング)「警音器使用制限違反」(クラクション)は、長い時間前の車にその行為をしている場合適用されるのだろうけれど、一瞬そういうケースになるのはしょうがないと思う。

◯先行車のマナー

ただ、どうしても前に行きたい時もある。先行車が低速で走っていて何台も後ろに車を連ねるケースとか、警察からすれば安全運転の範囲だから問題ないのだろうけれど、普通のドライバーはかなりなストレスだ。

先行車は、後続車が先に行きたそうであれば早々に道を譲るべきだ。「法定速度で走ってるから悪くない」とかよく言われたりするけれど、マナーとして良くないと思う。「長時間」パッシング、クラクション、車間詰め等するのは危険行為かもしれないが、「短時間」でもそれをされたら先行車はマナーとして道を譲るべきだと思う。道を譲ってそれからマイペースでゆっくり運転してください。

◯先行車から二番目の車の罪

先行車が遅くて、しょうがないから後ろに連なって走る二番目の車がいるけれど、その後ろから車が来て前に行きたそうだったら、道を譲るべきだと思う。「前に遅い車がいるから自分の車を追い抜いてもしょうがないでしょ」といった意識が働くのはわかるが、一刻も早く先に行きたい車だってあるのだ。家族が病院で死にそうな時だってあるはずだ。

左ウインカー出して少しスピード落とせばいいだけの話だ。それをやれるだけの心の余裕を持ってください。自分もそう心がけています。